過去ログ - 阿良々木暦「しょうこトータス」
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16: ◆8HmEy52dzA[saga]
2014/10/08(水) 18:38:13.97 ID:B+mP747VO

「そういえば星、亀はどうしたんだ?」

「カメェ……?あ、ああ、ベニテング……ここに……」

ごそごそと膝をついて机の下を漁る星。

「ちょっ、星!お尻見えてる!」

四つん這いで僕の机の下に潜るものだから、ミニスカニーソの際どい衣装から下着がこんにちはしていた。

白。
純白だ。
素晴らしい。

少女の下着はかくあるべきではなかろうか。

「フヒ……ぷ、プロデューサーのえっち……」

「今のは完全に不可抗力だ!」

とは言いつつも星の下着を皺の一本まで心に深く刻みつける。

当の星は大して気にもしていないのか、いつも通りの様子でお尻を片手で隠しただけだった。

「い、いた」

亀を両手に妖しく微笑む星。

今ふと気付いたが、星って両生類や爬虫類と絵面的に相性が良さそうだな……。
今度古賀と組ませてみようか。

「お、おはようベニテング……」

「昨日聞きそびれたけど、亀が好きなのか?」

「き、キノコに似ているから……それに、面白い」

「面白い?」

「こう……ひっくり返して遊ぶんだ」

甲羅ごと逆さまになり、四肢を蠢かせながら抵抗するも、どうにもならないベニテング。

亀は種類にもよるが、自然界においてはひっくり返ると大抵の亀はそのまま絶命する確率が高いそうだ。
起き上がれる確率も低く、外敵から身を守る術もない。
亀にとっては死活問題だ。
だがまあ、亀というものは元々水中にいることの方が多い水棲生物だ。
甲羅も外敵の攻撃から身を守るためのものと考えれば、リスク管理としては悪くはないのかも知れない。
人間で言ったら、常に甲冑を着けているようなイメージだろうか。

しかし、亀をひっくり返して遊ぶのは子供の時分に通る道だと思う。
現代では亀自体、日常生活で目にすることも少ないだろうけれど。



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