過去ログ - 響「赤月の夜空に、ごきげんよう」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/09(木) 00:44:29.74 ID:QYxfMoaZo
そのあとは、何も話さなかった。
二人でただただ、月を見上げる。
重なってた貴音の手は、とっくに消えてた。
「19時00分だ」
隣にいる貴音は、もう上半身から下は見えなかった。
腕も、二の腕から下は消えてる。
ウェーブがかかった長髪も、先の方が少しずつ欠けてく。
「……」
「どうしたのですか、わたくしを見て黙り込んで」
「……別に」
ぽつりと返事をすると、貴音は目をぱちくりさせてから、クスッと笑った。
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