過去ログ - 響「赤月の夜空に、ごきげんよう」
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/09(木) 03:11:27.66 ID:QYxfMoaZo
次の月食は、約半年後。
その時はきっと、あの赤銅に輝くお月さままで。
「響」
「えっ、あ、うん。何食べたいか決まった?」
「わたくしはお待ちしておりますよ。響が、あの月まで来て下さる時を」
自分の心を見抜いているかのような言葉に、思わず面喰った。
やっぱり貴音はちょっと変だぞ。
「待ってる……?」
「はい」
貴音は柔らかく微笑んだままで、それ以上の答えはなかった。
でもきっと、言葉通りの意味なんだと思う。
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