過去ログ - ラブ「大丈夫ですか?」湊耀子「・・・え」
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222:[sage]
2014/12/06(土) 10:58:57.51 ID:cCkvwobU0

 湊と祈里、タルトの二人と一匹は祈里の実家の動物病院に向かっていた。湊の腕の中に居る祈里はタルトに念入りにこれからの事を話していた。

 タッキー「良い、タルトさん。絶対喋っちゃダメだからね?しっかりしてね?」


 祈ルト「そう何度も言わんと、分かった言うとるやろぉ」

 
 湊「タルト君。祈里さんはカバンをそんな風には持たないと思うけど・・・」

 
 祈ルト「あっ、そやな」


 湊の指摘に祈ルトは肩に引っ提げて持っていたカバンを降ろして片手持ちにした。そして、動物病院の前に着き、いざ入ろうとしたが、ここでタルトになった祈里がガラスに写った自分の姿を見てしまい、嘆いた。


 祈ルト「そっちがしっかりしいや」

 
 湊「辛いとは思うけど、我慢して」


 タッキー「ごめんなさい・・・」

 呆れた様に言うタルトと湊の苦笑いで言った言葉に祈里は肩をガックリと落として落ち込んだ。そして、自動ドアの前に立つとドアが両開きに開き、白衣を着た祈里の両親の正と尚子が立っていた。


 尚子「祈里!」


 正「おお、帰ってきたか!ん?そちらの方は?」


 湊「初めまして、湊耀子と申します。祈里さんとは、友達のような関係でして」

 
 正「あぁ、貴女が湊さんですか。娘から話は聞いてますよ」

 
 尚子「いつも娘がお世話になってます」


 湊「いえ、こちらこそ。それで・・・実はお話がありまして・・・」


 正「話し?」

 
 湊「その・・・大変申し上げ難いのですが



 正と尚子が自分を知っていたので気軽に話せるようにはなったが、ここからが問題になった。どうやって祈里とタルトが入れ替わってことを話せば良いのかがわからない。


 尚子「祈里?どうしたの?」


 祈ルト「(しゃ、喋ったらアカン、喋ったらアカン)」


 その時、尚子は一言も喋らない娘をきにして声を掛けた。しかしタルトは言いつけ通り口を固くM字に結んで頭の中でそう唱えて喋るのを堪えていた。


 タッキー「私はこっちよ」

 
 正・尚子「え?」


 ここで湊に抱き抱えられている祈里が声を出すと、正と尚子はタルトになった祈里に顔を向けた。

 湊「実は、祈里さんも被害に遭われて・・・フェレットと入れ替わってしまったんです」

 
 湊の衝撃的な発言に驚きの声を出した。



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