過去ログ - ラブ「大丈夫ですか?」湊耀子「・・・え」
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2014/12/18(木) 16:40:14.04 ID:coC3OGWrO
今日は果物屋から受け取ったのは注文の品の入った紙袋ではなく、箱だったので湊は肩に乗せてカオルちゃんとラブ達の待つ公園に向かっていた。
肩に乗せてカオルズドーナツカフェまで戻る道のりを帰る際に、周囲からの視線を浴びていた日がいつのまにか消えていた。ふとそんな事を思い返している時。
「あっ!お姉ちゃん!」
湊「えっ・・・?」
横から声が聞こえたので、その方向を見ると砂場で遊んでいる子供達の中に、いつか木に引っ掛かった風船を取ってあげた、赤と白のチェック柄をしたポシェットを肩に掛けている少女が居た。
少女は友達と思われる同い年ぐらいの子に、「ちょっと待ってて」と言ってから湊の所に全速力で走ってきた。
湊「あら、貴女は・・・久しぶりね」
「うん!お姉ちゃん、クッキー、おいしかった?」
湊「えぇ、とっても」
少女は屈んで自分と同じ目線になって明るく笑いながら感想を言った湊に「よかったぁ」とニッコリと笑う。ふと湊は少女が走って来た方を見ると、少女の友達と思われる子供達はこちらを「誰だろう?」と不思議そうに見ていた。
前に母親と一緒にお礼を言いに来た時、引っ込み思案と言っていたが、それにしては以前より明るくなっているのは何故なのだろうかと思った。
湊「お友達と遊んでたの?」
「うん!お姉ちゃんもいっしょにあそぶ?」
湊「あ〜・・・ごめんね?まだお姉ちゃんはお仕事があるから、帰らないといけないの」
少女の誘いに湊は申し訳なさそうに苦笑いでやんわりと断ると、少女はしょんぼりとした様で小さく俯いた。
「そっかぁ〜・・・じゃあ、またこんどあそぼ?」
湊「ええ。もちろん」
「やった!」
少女は少し目線の差があるため、少し上目使いで恐る恐る聞くと、湊はそれを見てクスッと笑い返事をした。その返事に少女はパアッと明るい笑顔になって両手を大きく広げて体で喜びを表した。
湊「ふふっ。あっ、そう言えば貴女のお名前は?お母さんはさなって呼んでたから、さなちゃんって言うの?」
「ううん。お母さんはそうだけど、わたしのなまえは、さなほだよ」
湊「さなほちゃん?」
「こう書くの」
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