過去ログ - ラブ「大丈夫ですか?」湊耀子「・・・え」
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310:1[sage]
2015/01/19(月) 21:37:07.82 ID:I00fKvi20

 せつな「あぁ〜・・・もう、アイツだけは・・・」


 せつなは町中に設けられている木製のベンチで肘掛けに頬杖をして呆れ返っていた。もちろん、西ことウエスターの事で。
 あれだけ教えたのにも関わらず、人間を不幸にするどころか、逆に幸せにすると言う大胆不敵な行動に怒りさえ覚える
 

 せつな「・・・あの時はカッコよかったのに・・・」


 せつなの脳裏に壁に手を付いて、自分の顔間近まで接近してきたウエスターの顔が思い浮かぶ。喜怒哀楽の表情が激しいバカとしか思えないが、どこか気になる自分が不思議である。
 管理国家ラビリンス。その総統であるメビウスの命令でこの世界の人間を不幸にし、全パラレルワールドを支配下に置くこと。
 その任務の為に選ばれたのは、自分とサウラー、そしてウエスターの三人だけ。
 選ばれる理由は当然優秀だからだ。しかし、ウエスターは学力は全くと言っていい程ダメでトップクラスの私とサウラーから見れば何故選ばれたのか不思議でならない。
 学力は兎も角、戦闘には長けている。そこだけは褒めれる


 せつな「・・・でも、戦闘だけで人間を不幸にするのは流石にね・・・」


 「ふふふふふふ・・・そんな事では悪としての力が成り立たんぞ?」


 せつな「!?」


 せつなの呟いた言葉に、答えるかのように低い声が聞こえた。その声にせつなの背中に虫が這うような感覚の悪寒が走る
 瞬時にベンチから立ち上がって身構えながら辺りを見渡す。しかし誰も居ない、居るのは買い物帰りの主婦、学校帰りの小学生や高校生、すぐ後ろには白い犬を連れたお年寄りだけ。
 せつなは気のせいだとは思わなかった、確かに聞こえたのだから。その証拠に自分の焦りが収まらないからだ


 せつな「・・・(どこにいるのよ、出てきなさい!)」


 せつなは相手が隠れて自分をからかって遊んでいるのかと苛立ちを覚え、歯軋りをする
 しかし、その時だった。

 
 「ウィーーーッ・・・ウィッグ!」


 ポンッ


 せつな「・・・?」

 
 突然自分の頭から煙が出て視界が見えなくなる。しかし、すぐに視界が見える様になる。
 せつなは何が起こったのか、わからない。しかし、辺りから人間が忌まわしく笑っているのがわかる。
 

 「あらまぁ、マルちゃんもおじょうちゃんも可愛くしてもらったねぇ」


 せつな「え・・・?」


 せつなは後ろに座っている声を掛けてきたお年寄りの言葉に疑問を抱く。
 しばらくそのまま呆然と立っていると、ハッと我に返ってすぐ目の前の建物の窓を見た


 せつな「・・・なーーーっ!!?////」




 そこで見たのは、紺色でセミロングだった髪の毛が、艶やかな腰まで長くなった茶髪で、ピンク色の紐でをちょうちょ結びでツインテールに結ばれた自分だった。




 せつな「ウ、ウエスタァ〜〜〜〜〜!!////」


 せつなの羞恥の叫びが、人間の明るく心底から面白く思っている笑い声に消えて行った



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