過去ログ - ラブ「大丈夫ですか?」湊耀子「・・・え」
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[saga]
2015/07/20(月) 19:10:17.60 ID:pIbwvY4Y0
湊「どうも。・・・あっ、もしかして城戸さんの真司って・・・真穂ちゃんの名前の・・・?」
真司「あっ、知ってるんですか?」
湊は城戸真司と名乗った男の名前を聞き、真穂が自分の名前について教えてくれたの時の事を思い出し真司に問いかけた。
真司は湊はその事を知っているのに少し驚いた表情を見せた。その間に真穂はテーブルに座っている太郎を見つけると、飛びついていた。太郎は後ろに倒れながらも、真穂をしっかりと抱き止めて無邪気に笑う真穂に「危ねぇだろ!」と怒る。
湊「はい。真穂ちゃんから聞いたもので」
真司「いやぁ、ははっ!妻がどうしてもって言うもんですから・・・」
湊「そうなんですか・・・あっ、来ましたよ」
真司は照れ臭そうに頭を掻く。そんな真司を湊はくすりと笑い、後ろからこちらに近づく以前にも真穂が風船を取ってくれたお礼にとクッキーを私に来た時に顔を見合わせた母親の姿が見えた。
「どうも、こんにちは」
湊「こんにちは、真穂ちゃんのお母さん。お久しぶりですね」
「ええ。あっ、名前まだ言ってなかったですね」
湊「そういえば、そうでしたね。改めまして、私は湊耀子です」
美穂「城戸美穂よ。真司の妻でーすっ」
美穂は湊に真司の妻と言った後、真司の腕に抱き着く。それに真司は慌てふためき「恥ずかしいだろう!」と顔を赤くさせる。
それに対して美穂は「いいじゃん」と口を尖らせて膨れっ面になる。湊は仲の良い・・・良すぎる夫婦だと思い微笑んだ。
湊「今日はドーナツをお買いになられたんですよね?」
美穂「ええ。真穂のお友達のお見舞いの品にしようと思って」
湊「あら、そうなんですか・・・」
真司「その子明日が手術で、今日の朝までしか飲食ができなくなっちゃうそうなんです」
湊「それでドーナツを・・・真穂ちゃん。何だが初めて会ったときより明るくなってますよね」
湊は太郎に追いかけられる元気に走り回る真穂を見つめる。初めて会ったとき、それは風船をとってあげた時より後の事だが、あの時は手をモジモジとさせて、俯き加減に話すそんな姿を思い出す。
美穂「はい。湊さんのおかげですよ」
真司「ホントホント!家でも湊さんの事をお姉ちゃんお姉ちゃんって言ってるんですよ」
湊「そうなんですか・・・」
真穂「あ、お父さん!お母さん!早く買って行かないと!」
美穂「あっ。はいはい、じゃあ湊さん」
湊「はい」
美穂に呼ばれて、ドーナツを買う事を思い出すと美穂と真司はウェルカムボードに書かれたドーナツの種類を見る。どれにするか決めると、カウンターに入ったエプロンを身に着けた湊に注文をする。
湊は車の中に入る前にベンチで休憩をしていたカオルちゃんに訳を話して、購入を承諾してもらったのだ。
テーブルの椅子には、追いかけ回して疲れ切った太郎が息を荒くして座っていた。
ドーナツを買い終え、真穂は「バイバイ!」と元気な声で湊に手を振り、真司と美穂も一礼をする。湊は真穂に手を振り、真司と美穂にも頭を下げて微笑む。
美穂は手を繋ごうと左右に居る真司と美穂の手を繋ぎ、友達の入院している病院に向かった。
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