101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/11(土) 21:41:15.53 ID:K1FgGCHF0
下らない事を思考しているうちにも一色の話は続く。
いろは「確かにじゃがいもみたいな顔でそんな台詞をキメ顔で言われた時は鳥肌ものでしたが、今はそういうことを言いたいんじゃないんです。いちいち話の腰を折らないで下さいっ!」
また怒られてしまった。
でも俺がショボーンとしていてもキモいだけなので、極めて平静に努めて、すまん、とだけ言っておく。
いろは「私は自分が素を出せる場所が欲しいんじゃないんです。確かに素でいられたらそれが一番良いんでしょうけど、きっとずっと素でいたらその素までが自分の仮面になっちゃうと思うんですよね」
ふむ、確かに言わんとしてる事は分かる気がする。
きっと素であるということは本当の自分を晒すというだ。そんな本当の自分を見せていてもある時ふと自身を冷静にみると、それさえも本当の自分なのか分からなくなる。きっと俺たちは自分が分からないという感覚を恐れているのだろう。
いろは「だから私が欲しいのは素の私で居られる場所じゃない。どんな私でもそれを私だと受け止めてくれる、そんな場所が欲しいんですっ」
なーるほど、一色の気持ちはよく分かった。でも一つ引っかかる。
八幡「お前の言いたい事は分かった。でもそれなら尚のこと、葉山で良いじゃないか。あいつはお前の全てを受け入れてくれるぞ」
そう、葉山隼人。
あいつは他人の全てを受け止めるはずだ。他人の悪い部分でさえも肯定してやり、むしろそれをそいつのプラスな面だと評価してやれる。俺には到底真似できん様な事をあいつはサラッとしてのける。
いろは「そうですね。仮に私が葉山先輩と付き合ったとすると葉山先輩は私の全てを包み込んでくれそうです」
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