176:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/15(水) 10:28:58.90 ID:oqzIwugnO
…………何がどうなってる?
この状況はなんだ?
由比ヶ浜は叩かれた後俺の方へくるりと振り返る。
結衣「えへへ、やっぱ痛いね。ごめんねヒッキー、ゆきのん、いろはちゃん。でもアタシ、これがヒッキーがあの時言った本物だと思うんだ」
由比ヶ浜の目にはとても強くて温かな力が入っている。その瞳から目を離せない。
静まりかえっている教室に由比ヶ浜の声が澄み渡る。
結衣「あたし、今日、冷静じゃなかった。今朝小町ちゃんからメール来て、ヒッキー昨日夜帰ってくるの遅かったって、そんなヒッキーから大事な話がある、って書いてあったから、ずっとモヤモヤしてた。朝からヒッキー、彩ちゃんやサキサキに話しかれられたらいつも通りなのに、アタシが話しかけるとめっちゃキョドってるし…。ここ来て話聞いたらいろはちゃんが告白したって言うし」
みるみるうちに由比ヶ浜の目に涙が溜まり次第に頬を伝う。
だが彼女は話をやめない。彼女の瞳の中に灯る温かな火を涙は消せないようだ。
結衣「酷いよヒッキー。夏祭りの時はアタシの言葉聞いてくれなかったのに。そりゃアタシは冷静じゃいられないよ。ヒッキーにちゃんと聞いて欲しかった、伝えたかった想いがあったんだもん」
でもね、と彼女は続ける。
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