27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/10(金) 12:45:54.59 ID:cvkzOU2VO
翌日の登校時、自転車小屋にチャリを置いて振り返ると一色が立っていた。
昨日の夜、俺は自分のエキスパート性を再確認していたので何一つ取り乱すことなく普通に挨拶を交わした。
八幡「うす。」
いろは「おはようございます先輩!先ほど見かけたので昨日のお礼をと思いまして」
八幡「いらねえよ、そんなもん。つかここ最近ずっとなんだから今更だろ」
いろは「ま、そうですねー。私も実はそんな感謝してませんし」
八幡「いや、しろよ。俺は生徒会役員でも何でもねぇんだぞ」
いろは「だって、先輩には私を会長にした責任がありますからー。むしろー、当然の事だと思いますよー」
八幡「んぐっ!」
それを言われると何も言い返せない。あぁ、そうか。俺がこいつの言う事に付き合ってやるのは妹みたいだからじゃなくて、責任をとらなくちゃいけないからか…。何それ逃げられないorz…
いろは「ということでー、今日もお願いしてもいいですか?」
八幡「い、いや、今日はアレで、その…」
いろは「責任…」
ボソッとしかし確実に聞こえる声で言う一色。こ、こいつ、なんて野郎だっ!
八幡「………はぁ、分かったよ。」
いろは「さっすが先輩!では今日は部活終わりに校門で待ち合わせしましょう!」
それでは、と言ってタタターと駆けていく一色。はぁ、面倒くさい。でも、こんな事で責任を果たせているなら安いもんか…。
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