456:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/19(水) 13:41:33.97 ID:zffRXoCSO
八幡「は?」
俺って今なんかバカな事言ったか?
俺がむむむ…と先ほどの自分の発言を見直していると、一色はクスッと笑って再び前を向く。
いろは「だって、別に先輩に面白い話なんて求めてませんからっ。普段誰とも喋れない先輩にそんなの求める方が間違ってると思います。酷過ぎますっ!」
八幡「……お前の言葉の方が酷なわけだが…」
まぁそれは一理ある。
ぼっちやニート、引きこもりといった普段日の光を浴びない人間が面と向かって他人と対峙した時、中々喋れないのはそういう経験が滅多にないからだろう。
これはコミュ症なんかじゃない。
そんな取って付けた様な病気認定されてたまるかっ!
ただ俺たちに日の光を浴びさせてくれない、この暗黒に染まった社会がいけないんだっ!!(責任転嫁)
それはそうと俺は一色に一つ言い返さねばならない。
八幡「それと一色、俺は誰とも喋れないんじゃない。喋らないんだ。俺は孤高、一匹狼、受動的ではなくて能動的なぼっちなんだ。そこを間違えるな」
いろは「……へー」
心底、超どうでもいいみたいに流された。
くっ、これだからリア充はっ!
こほん、と一色は小さく咳払いをすると話を続ける。
いろは「先輩は私と海辺で夕日をバックに『せんぱーいっ、待って下さいよぉ、あははははっ』みたいなのがしたいんですか?」
ふむ、想像してみる。
浜辺で追いかけてくる麦わら帽子と白のワンピース姿の一色。
ふむ、これは中々…
そしてそんな一色に追いかけられる俺。
俺も満面の笑みと腐った瞳で『早く来いよぉ、一色ぃ!はははははっ』……
やべぇ、気分悪い…
八幡「……ないな、マジで…」
いろは「何を想像したんですか…」
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