89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/11(土) 18:21:06.95 ID:K1FgGCHF0
いろは「先ほど先輩に言われて気付いたことがあります。それは私が葉山先輩の事を確かに好きだった、という事です。ここは訂正しておきます。」
喋りながら一色は顔を上げ、また遠くを見やった。俺もその視線の先を追いかけたが、そこにはただの暗闇が広がっていて俺には何も見えない。
いろは「でも、好きよりも憧れが強かったと思うんです。葉山先輩にはもちろん憧れてましたし、その葉山先輩と付き合ってる私に憧れてたんですねきっと。」
ふむ。それならなおさらこいつが葉山を諦める理由が分からない。いや、本当に分からないのは別のことだ。
自分では手が届かないと悟って葉山を諦めたとしても、そこでなぜ俺にベクトルが向くんだ?俺と葉山はまさしく象と蟻。いや、天と地ほどの差があるのに。
八幡「分かんねーな。憧れてたんなら葉山を追いかけるべきだろ。そこが無理でも葉山みたいな奴はいくらでもいただろ」
思っていることを素直に言ってみる。
すると一色はクスッと笑みを浮かべた。
いろは「確かにそーですよねー。葉山先輩が無理だったとしてもそこから先輩になびく人はまずいませんよねー」
おいこら待てどういうことだ説明されなくても分かるがもっとオブラートに包めよこの野郎!
でも、と一色は続ける。
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