過去ログ - 千早「私たちは、インフェルノスターズ!」
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69: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/11/29(土) 02:03:57.93 ID:Edxr6Z4mo

 自分は楽屋の外でこっそりと待機をする。
 正面の自販機コーナーでジュースを買うふりをしながら、様子をうかがっている。

 いまはフェルノスの収録中で……アイドル同士のトークコーナーを後に撮影することを考えると、
以下略



70: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/11/29(土) 02:04:53.35 ID:Edxr6Z4mo

 ……こちらに、ひとりでゆっくり歩いてくる誰かがいる。
 人影は吸い込まれていくように、フェルノスの楽屋へと入っていく。

響「誰だろう」
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71: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/11/29(土) 02:05:21.18 ID:Edxr6Z4mo

響「……いやいや」

 ……いや、千早だったら自分がここに居ることを知っている。
 それに、忘れ物を取りに来たのだったら、自分に声をかけるだろう。
以下略



72: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/11/29(土) 02:06:01.68 ID:Edxr6Z4mo

 ピーッ、ピーッ……というけたたましい音が、楽屋の中から鳴り響いた。
 ……それが合図だ! 自分は思い切りドアを開ける。

響「何をしてるんだ!」
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73: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/11/29(土) 02:06:36.82 ID:Edxr6Z4mo

響「『新幹少女』のひかり!」

ひかり「……邪魔よ!」

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74: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/11/29(土) 02:07:04.16 ID:Edxr6Z4mo

 あまり広くはないテレビ局の廊下、すぐに追いつける。
 そう思って走り出すと、思った以上に自分の身体が重いことに気づいた。

ひかり「アンタしつこいわよ!」
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75: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/11/29(土) 02:07:44.63 ID:Edxr6Z4mo

 最近は忘れつつあった、自分の病気のこと。
 激しく動いてはいけないんだ。こんな風に走りながら喋ったりなんかしたら……。

「ひびきんっ!」
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76: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/11/29(土) 02:08:30.07 ID:Edxr6Z4mo

伊織「全く、成長しなさいよ少しは」

響「い……伊織? なんで、ここに」

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77: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/11/29(土) 02:09:06.11 ID:Edxr6Z4mo

 自分はゆっくり、身体を起こした。
 心配してくれる伊織に、平気だと返す。

伊織「無茶するんだから」
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78: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/11/29(土) 02:09:42.03 ID:Edxr6Z4mo

 じゃれていると、伊織がすっと立ち上がった。
 自分に向けて、右手を差し出してくる。

伊織「ほら、立って」
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79: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/11/29(土) 02:10:17.47 ID:Edxr6Z4mo

 ……フェルノスの楽屋に戻って、ひかりと話をする。
 立ち会ってくれるのは、律子とあずささんだ。

 自分が、どうしてこういうことをしたのかと聞いてみると、ひかりは渋々答えた。
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