過去ログ - にこ「タイムカプセル」
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1: ◆/CKI6UlDEfWN[saga]
2014/10/10(金) 08:58:06.27 ID:EVKxcKDW0
にこ「花陽、昨日のあれ、見たわよね?」

花陽「もちろん! もう流石って感じで……」

にこ「そうよね、歌もパフォーマンスも超一流で」

花陽「まさに!」

にこ「まさに?」

にこぱな「「生きる伝説!」」

にこ「よね!」グッ

花陽「うんっ!」グッ

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2: ◆/CKI6UlDEfWN[saga]
2014/10/10(金) 09:03:26.16 ID:EVKxcKDW0
穂乃果「うーん……?」

凛「穂乃果ちゃんどうしたの?」

穂乃果「ニコちゃんと花陽ちゃんが何を話してるのか全然わからなくって」
以下略



3: ◆/CKI6UlDEfWN[saga]
2014/10/10(金) 09:07:53.23 ID:EVKxcKDW0
にこ「部員は9人に増えたけどまともに話せるのが1人しかいないのも考え物よね」

花陽「でも、花陽はニコちゃんみたいに深く話せる人が1人でもいて嬉しいよ」ニコッ

にこ「……まあ、ニコとしても花陽がいてくれたのが唯一の救いね」
以下略



4: ◆/CKI6UlDEfWN[saga]
2014/10/10(金) 09:11:33.23 ID:EVKxcKDW0
花陽「ニコちゃんにもっといっぱいアイドルのこと教えてほしいな、なんて」エヘヘ

にこ「し、仕方ないわねー、特別よ?」ニヤニヤ

にこ「ここじゃあれだし、屋上に行くわよ」ダッ
以下略



5: ◆/CKI6UlDEfWN[saga]
2014/10/10(金) 09:14:43.36 ID:EVKxcKDW0
絵里「それがどうかしたの?」

真姫「なんでもないわよ」

凛「つまり真姫ちゃんはかよちんがニコちゃんに取られて寂しいニャ」ヒョコッ
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6: ◆/CKI6UlDEfWN[saga]
2014/10/10(金) 09:18:46.40 ID:EVKxcKDW0
――――
――


にこ「次は笑顔よ、にっこにっこにー!」
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7: ◆/CKI6UlDEfWN[saga]
2014/10/10(金) 09:25:33.71 ID:EVKxcKDW0
花陽「花陽はニコちゃんのことすごいなって思って尊敬してるから」

花陽「だから尊敬してるニコちゃんが直々に教えてくれることを吸収したい、ただそれだけなんだけど……」アハハ

にこ「あんたはそういうけどニコだってそんな大したものじゃないわよ?」
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8: ◆/CKI6UlDEfWN[saga]
2014/10/10(金) 09:30:06.32 ID:EVKxcKDW0
花陽「だから、ニコちゃんに比べたら花陽なんてまだまだで、ニコちゃんに認めてもらえたら少しはアイドルっぽくなれるのかなって、そう思ってるんだ」ニコッ

にこ「……とっくに認めてるわよ」

花陽「え……?」
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9: ◆/CKI6UlDEfWN[saga]
2014/10/10(金) 09:33:40.62 ID:EVKxcKDW0
にこ「大体、あんたを認めてるからあの時だって誘ったんじゃない」

花陽「あの時……?」

にこ「μ'sが活動休止したときのこと」
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10: ◆/CKI6UlDEfWN[saga]
2014/10/10(金) 09:36:45.24 ID:EVKxcKDW0
にこ「まあ、あんたがいればアイドル研究部も安泰ね」

花陽「安泰って?」

にこ「ニコが卒業してもあんたがいれば大丈夫ってこと」
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11: ◆/CKI6UlDEfWN[saga]
2014/10/10(金) 09:39:49.25 ID:EVKxcKDW0
花陽「あのね」
にこ「花陽」

花陽「に、ニコちゃんからいいよ」

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12: ◆/CKI6UlDEfWN[saga]
2014/10/10(金) 09:43:11.29 ID:EVKxcKDW0
にこ「はい、次は花陽の番」

花陽「うん。ちょ、ちょっと深呼吸させてね」

にこ「深呼吸? 何よ、そんなに真面目な話?」
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13: ◆/CKI6UlDEfWN[saga]
2014/10/10(金) 09:46:49.42 ID:EVKxcKDW0
花陽「花陽ね。ニコちゃんのこと、好き、なんだ」

にこ「はあ? ニコも花陽のこと好きよ」

花陽「そ、そうじゃなくて……。えっと、恋愛的な意味で」カアアアアアアアアア
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14: ◆/CKI6UlDEfWN[saga]
2014/10/10(金) 09:49:08.99 ID:EVKxcKDW0
にこ「で、でもニコも花陽も女の子同士だし、それに何より――」

花陽「アイドルは恋愛禁止」

にこ「っ!」
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15: ◆/CKI6UlDEfWN[saga]
2014/10/10(金) 09:53:29.51 ID:EVKxcKDW0
花陽「答えは、分かってるけど一応聞かせてほしいな」

にこ「ダメよ」

花陽「うん、そうだよn」
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16: ◆/CKI6UlDEfWN[saga]
2014/10/10(金) 09:56:37.22 ID:EVKxcKDW0
花陽「待つよ、待てる」

花陽「あ、でもそうなったら、待つのはニコちゃんの方かも」

にこ「はあ? なんでそうなるのよ?」
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17: ◆/CKI6UlDEfWN[saga]
2014/10/10(金) 10:00:31.25 ID:EVKxcKDW0
にこ「……」キョロキョロ

花陽「ニコちゃん?」キョトン

にこ「花陽、ちょっと来なさい」チョイチョイ
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18: ◆/CKI6UlDEfWN[saga]
2014/10/10(金) 10:04:25.25 ID:EVKxcKDW0
花陽「じゃあその時まで」

にこ「……さよならニコの初恋」

花陽「さよなら、花陽の初恋」
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19: ◆/CKI6UlDEfWN[saga]
2014/10/10(金) 10:09:39.16 ID:EVKxcKDW0
――――
――


「ここの辺りだったわよね」
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20: ◆/CKI6UlDEfWN[saga]
2014/10/10(金) 10:13:32.27 ID:EVKxcKDW0
「あったあった」

「2人でここに埋めたのが12年前、だよね」

「そうよ、私もついに30よ」
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21: ◆/CKI6UlDEfWN[saga]
2014/10/10(金) 10:17:27.93 ID:EVKxcKDW0
「アイドルのニコニーとかよちんは終わり」

「これからは、ニコちゃんと花陽の人生、だよね?」

にこ「花陽」
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