過去ログ - 響「行きつけのお店」
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12:1[saga]
2014/10/10(金) 23:16:13.30 ID:M6pjPsFx0

「…………ねぇ、服作ってあげよっか」

「…………え?」

顔を上げた少女は、自分の言った事が理解出来ないと言ったような顔で見つめてきた。
見ず知らずの人間に、自らの恥部をさらけ出した恐怖に支配されているようにも見える。

「……買えない、んだよね、服。 だから作ってあげようか」

「…………ホント!? あ…………、でも」

「…………どうかした?」

「お金………………」

どれだけこの少女は、この齢で自らの立場を理解しているのだろうか。
信じて無邪気に飛び回りながら喜べば良い話ではないか。
こうなる運命にしてしまった神にすら恨み言を言ってやりたい気持ちだ。


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