過去ログ - 響「行きつけのお店」
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25:1[saga]
2014/10/10(金) 23:27:34.93 ID:M6pjPsFx0

始めの一週間は、都合が合わないだけと思い、さして気にも留めなかった。
しかし二週間が経つと、何かあったのだろうかと心配で何度も店を覗きに来た。
そして、一ヶ月経ったくらいで、別れが来たんだとなんとなく気付いた。

それから後は、お恥ずかしい程仕事が手につかなかった。

事務所のみんなにそれを話すと、
「服が欲しくて、作るだけ作ってもらって逃げられたんじゃないか」、と呆れられた。
それならまだ良かった。 事故や何か、不幸があったんじゃないか、というのが何よりも心残りだった。

ニュースで児童関連の事件が起きる度に首筋を寒くしては、心身を弱らせた。
プロデューサーも流石に異変を感じ取ったのか、少しばかりの休暇を取ろうかと相談してきた。

本来の自分なら、断っていたかもしれない。
しかしこの弱りきった状態で仕事しても、逆に失礼だろうと思いその案を受けようとしたその時だった。
いつの間にかデスクから離れていたピヨ子が、小包と一緒に帰ってきた。


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