過去ログ - 響「行きつけのお店」
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31:1[saga]
2014/10/10(金) 23:33:35.13 ID:M6pjPsFx0

「…………あぁ、行ってこい!」

言っても無駄と理解したのか、不服そうな顔をしながら納得したようだ。
スタッフの合図と共に背中を押されると、床を鳴らしてテレビの内側に入った。

「お次のゲストは、我那覇響ちゃんでーす!!」

「はいさーい!! 我那覇響です!!!」

客席の歓声は、いつもと比べて戸惑いを孕んでいるように聞こえた。
MCも自分の姿を見て苦笑を浮かべている。

これで良い、これで良いんだ。
あの少女は、貧しさから脱却した事で選択肢が広がった。
きっと服屋になる、という夢も様々な刺激の前には煙のように消え去ってしまうだろう。


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