過去ログ - 提督「君は本日より第二艦隊を率いてもらう」
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29: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2014/10/29(水) 20:17:31.39 ID:UgNHpk7Ao

陽炎「納得いきません」

大佐「旗艦初霜以下、夕雲、長波、秋雲、若葉、五月雨の編制で決定した。選考基準は先程説明した通りだ」

陽炎「ですが不知火は第七駆逐隊他多数の艦を撃沈しています。彼女が選ばれない理由をお願いします」

大佐「何度も言わせるな。それとも分かるように説明したほうがいいのか。・・・いいだろう、要するに、生き残ったもの勝ちということだ」

大佐「勿論、戦果もいくらかは考慮してある。最後まで生き残った中でも、その為に選考を外れた者もいる。が、それでも早々に脱落した者には任せられん」

陽炎「・・・この部隊の任務は救出ではなく救援であると認識しています。よって、速やかに敵を排除する必要があると思われます」

大佐「彼女なら出来ると?」

陽炎「はい」

大佐「そうか、まぁ、気持ちはわかる。君が仲間思いであることもわかる。が、それは少し違うんじゃあないか?」

陽炎「・・・」

大佐「いいか。この部隊の救援対象は第一艦隊旗艦雪風を加えた精鋭部隊だ。彼女たちが進軍不可となる程の損害を被る相手に一人で勝てると君はそう言っている。それをわかっているのか」

大佐「君が彼女をかばう理由はわかる。が、感情論で勝てる程甘い相手ではない。異論あるか」

陽炎「・・・いえ、ありません」

大佐「この隊の目的は敵を殲滅することではなく、生き残ることだ。・・・むざむざと玉砕させるような真似はさせられん」

陽炎「・・・不知火なら大丈夫です」

大佐「そうかもしれん。だが、それを判断するのは君ではない。異論あるか」

陽炎「・・・ありません」

大佐「他になにか質問はあるか」

陽炎「・・・あり、ません」

大佐「では下がれ」

陽炎「・・・はい」ギュッ

大佐(むざむざと玉砕させるような真似はさせられん、か)



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