過去ログ - 提督「君は本日より第二艦隊を率いてもらう」
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◆tr.t4dJfuU
[saga]
2014/10/29(水) 20:44:00.57 ID:UgNHpk7Ao
霞「明日死ぬとして」
時雨「・・・藪から棒に」
霞「いいじゃない。・・・で、明日死ぬとして、あいつらみたいに義務感とか目的持って死ねたなら、どう思う?」
時雨「ごめんだよ。僕はその義務や目的の先の未来を託されて、それを見ることなく沈んだ。だから今度はそれを見たい。いや、見なければいけないと思っているだけさ」
霞「まぁ、そうね」
時雨「けれどね、僕は思うんだ。もし僕があの大佐の下で雪風ちゃんのように過ごしたら、きっと今度こそ託された未来を掴むんだって、そう心から思っていただろうってね」
霞「託された? 随分殊勝なことを言うのね」
時雨「そうでもないさ」
時雨「駆逐艦時雨には数百人もの乗組員がいて、それぞれの人生があって、それを棒に振ってまで未来を託してくれた。彼らが何を思ってどういうつもりで戦争に臨んだのかはわからないけれど、お国のために、愛する人のために、子のために、何かを守るために戦った人は絶対いたんだ。全員じゃなくても、たとえ一人でも、僕の中にいたはずなんだ」
時雨「きっと今僕がこうして生きているのは神様がくれたチャンスなんだ。彼らの思いを、彼の思いを、今度こそ果たすことが出来る。兵器としてではなくて、艦娘として、自分の意志で戦える。・・・きっと、そう思っていた」
時雨「だからさっきの質問だけど、もし、駆逐艦として死ねたのなら。それはきっと僕たちにとって本懐を遂げたということなんだろう。幸せなことなんだろう。・・・そう思う」
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