2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/11(土) 15:51:30.88 ID:7o9yewipo
「来ないかなー……あ、そういえば聞きたい事ならあったような」
「何です」
「えっと……何でしたっけ……」
逆向きに座っていたオフィスチェアの背もたれに肘を預けながら、その場でくるくると回転する。
しばらく待ってみたが、そのうち楽しそうに回るのに夢中になったようで、諦めて仕事を再開した。
「思い出しました」
「あ、まだ考えてたんですか」
一区切り付いたのでお茶を淹れて戻って来ると、楓さんの回転は止まっていた。
俺も椅子に座り直して、行儀悪くマグカップに注いだ緑茶を啜る。
「で、何ですか」
「プロデューサー、どんな女性が好きなんですか?」
ガシャン、ばしゃあっ。
「すいません、お茶が熱くて。かかりませんでした?」
「あ、はい。私は大丈夫ですけど……」
あぁ、良かった。何せこっちは大丈夫でも何でもないからな。
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