27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/13(月) 17:10:45.70 ID:b1cDtj/4o
「よっ、と」
手を握って、楓さんを立ち上がらせる。
「…………」
「どうかしましたか?」
目の前に、楓さんの顔があった。
色違いの不思議な瞳に見つめられて、二人ともしばらく無言になってしまう。
「……ふふ。いえ、何でもありませんよ」
戻りましょうか。
そう呟いて、楓さんが控え室へと踵を返す。
「楓さん」
掛け忘れていた言葉があった。
楓さんが振り向く。
こんな事を忘れているからこそ、女心が分からないと叱られるんだろうと、心の中で苦笑した。
「綺麗ですよ」
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