過去ログ - 高垣楓「時には洒落た話を」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/11(土) 16:01:19.55 ID:7o9yewipo

 「それで、ええと。好みの女性、でしたか」

零した茶とマグカップを片付けて、改めて椅子に腰掛け直す。
冗談好きで、神秘的で、おちゃめな人。
まさかそんな風に答える訳も無く。

 「同じ目線に立てる人……でしょうか」

 「同じ、目線」

この答えだって、別にまるきりの嘘ってわけじゃあない。
本当に、そういう根っこの所は何よりも大事だと思っている。

 「相手に過剰に世話を焼くでもなく、相手の好意に甘えるだけでもなく……何と言いますか」

 「つまり、対等にいたいとー?」

 「あぁ、まぁそれで合ってると思います」

咄嗟にしてはなかなか良い回答が出来たんじゃないかと安心する。
百戦錬磨のプレイボーイならひょいと口説けてしまうのかもしれないが……。
まぁ、俺は只のプロデューサーだしな。


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