5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/11(土) 22:15:28.26 ID:2FIqT+Pa0
走って、走って、走った。そして、彼は銀行の真裏にたどり着いた。何故正面から行かないかというと、その格好では完全に変質者だからだ。それは、彼自身深く理解していた。
彼は、どこから入ろうかと思いながら辺りを見回す。すると、通気口の出口を見つけた。自身を無理やり通気口に押し込め、芋虫の様に犯罪者がいるエントランスへとくねりながら行った。
襤褸雑巾のようになりながら、彼はエントランスにまで辿り着いた。見れば、既にシャッターは閉まっていた。
犯人は複数のグループだった様で、一人は人質を警官隊の前で見せる為に外にいた。一人は、真ん中でうろうろとうろついている。最後の一人は、女の銀行員と話をしていた。
彼は通気口のふたを蹴り破ってエントランスに舞い降りて、まずうろついていた一人をラリアットで気絶させた。
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