過去ログ - Slash「素晴らしきパイロット人生」
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/12(日) 13:19:26.18 ID:ElwYucJb0
何より響きが気に入った。
あの彼への対抗意識も、無論衰えてはないが、もし、地上で見える機会があったなら、彼にこれを話してみるのもいいかもしれない。

ジョンが話を聞いてくれたお蔭か、彼に対するネガティブイメージも大分軽くなった。
そのせいか、きっとこれに共感してくれるに違いない。
そんな気がする。

ロッカー室の南方に設えられた、空が良く見える大窓に歩み寄る。
長い間ここに篭っていたせいで、太陽はもうとっくに地平線の下に潜ってはしまったが、それでも雲一つない夜空が良く見えた。

ジョンの言うとおり、こんなに晴れていても今の空はどこか狭い。
これをまた、あの時のような空に。終わりなき自由を、取り戻すために。

そう心に決めて呟くケイの新しいルールは、ガラスをすり抜け、今は狭き、しかしどこまでも続く虚空に広がっていく。


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