過去ログ - Slash「素晴らしきパイロット人生」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/11(土) 22:27:51.21 ID:sObfcnsy0
ジョン「更に言えば、デブリーフィングが終わってから一回、心当たりを回ったんだ」

すぐに姿をくらませやがったからな、お前。と、ジョン。

なるほど、それなら、一番初めの言葉にも納得がいく。
確かにあの誰一人として積極的に口を開こうとしなかった通夜のようなデブリーフィングの後、一番に部屋を出てからというもの、ここに篭って以来、ずっとこうしている。

ジョン「で、いつまでそうしてるんだ」

言って、ジョンはロッカーとロッカーの間に置かれたベンチに腰を落とすと、手に持っていた紙コップに口を付けた。
匂いからしてコーヒーか。
傍らに置かれたもう一つのコップは、恐らくケイに買ってきてくれたものだろうが、生憎、今はそれを受け取るつもりにはなれない。

いつまでそうしてるんだ。
その問いへの返答は、己の気が落ち着くまで。
そしてそれは、いつになるかわからない。
一度、この固めた拳をここから離してしまえば、ケイはきっと腕を大きく振りかぶらずにはいられないだろうから。


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