過去ログ - 仕事を辞めた俺は超自然現象対策室に再就職した二章 -SS速報VIP

過去ログ - 仕事を辞めた俺は超自然現象対策室に再就職した二章

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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/13(月) 02:21:16.05 ID:Z/u8UVBZ0
「ーーそれで、これが噂のDVD、ですか…」
「そうみたいだ。桜子の友人が、他校の奴から受け取ったらしい」

リョウコからのメールがあって、私は急遽龍一にリョウコの家まで車を走らせてもらった。

以下略

25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/13(月) 02:25:18.52 ID:Z/u8UVBZ0
「ーー何も映らなかったな」
「そうですね…このDVDではなかったのでしょうか？」

二人が落胆のため息を漏らした。

以下略

26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/13(月) 02:29:18.00 ID:Z/u8UVBZ0
私以外の時が止まった世界。

テレビの画面から這い出て、姿を現したのは、軍服姿の男。

(半分、悪霊化してる…！)

以下略

27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/13(月) 02:35:37.99 ID:Z/u8UVBZ0
気付けば、目の前には恐ろしい顔がある。
いつの間にか、私は男に押し飛ばされ、倒され、覆いかぶさられた。

不思議と痛みは感じない。

以下略

28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/13(月) 02:41:51.91 ID:Z/u8UVBZ0
「ーーは、俺は…
あの花だけが希望だった」

何だろう…？

以下略

29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/13(月) 02:45:26.65 ID:Z/u8UVBZ0
「ーー化狸…どうして」

こちらに背を向ける、巫女服姿で耳と尾を生やした化狸がそこにはいた。

男はというと、隅に倒れ伏し、その腹部には…

以下略

30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/13(月) 02:49:20.45 ID:Z/u8UVBZ0
「ーーお願い…私も行かせて…」
「桜子、だめよ…そんな熱でどうするの…」

37度後半。

以下略

31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/13(月) 02:52:54.58 ID:Z/u8UVBZ0
「ーー私は現象を憎む。絶対に許さない。それは変わらないわ」

目が覚めると、傍に座っているヤエが目に入った。
窓際、憂い顔のヤエ。

以下略

32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/13(月) 02:57:28.47 ID:Z/u8UVBZ0
「ーーここが、陸軍病院跡…か」
「情報通りなら、そうですね…
桜子、大丈夫？」
「ーーうん。大丈夫だよ」

以下略

33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/13(月) 03:01:43.89 ID:Z/u8UVBZ0
外を一瞥してから、男はそう言って私へと視線を移す。

「ーー俺の戦争は終わらない。
家族も、友人も、愛する人も、もうこの世にはいない…
だが、俺だけは何故かここに縛られたままだーー

以下略

34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/13(月) 03:06:25.69 ID:Z/u8UVBZ0
「ーーなあ、なんか揺れてないか！？」

聖典に吸い込まれ、封印された男。
全て終わった。その余韻に浸っていると、龍一が突然叫ぶ。

以下略

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