過去ログ - ほむら「そしてまた……叛逆の物語」
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27: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:23:12.03 ID:xeJGG1ho0
──マミはともかく、これまでにも杏子は、さやかがあのような行動を取るのを目にした記憶があった。
ただし、彼女のその行動の真意は知らなかったが……
マミも含め、今は違う。
28: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:24:20.35 ID:xeJGG1ho0
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ほむら「──で? 私をこんな所まで引っ張り出してなんなのかしら?」
さやか「あんたはなにがしたいのさ?」
29: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:25:33.48 ID:xeJGG1ho0
ほむら「……なにが言いたいの?」
さやか「いくら居心地がよくても、永遠に続きやしない幻をただ与えられたり、
手にしたってだけであんたは満足なのかって言ってんの」
30: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:29:36.32 ID:xeJGG1ho0
ほむら「そんな事より、今回は随分と早かったわね。
記憶を取り戻すの」
さやか「……そうだね」
31: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:30:56.73 ID:xeJGG1ho0
これまでにも、記憶を取り戻したさやかがほむらの前に現れる事は何度もあった。
初めに二人が極めて深く接近したのは、ほむらがこの次元を作り上げた最初の頃。
すべての記憶を持ったさやかはほむらに近付いたが……
32: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:32:07.27 ID:xeJGG1ho0
しかしこれこそが円環を宿す者の力なのか。
どうやらさやかの『中』まではその『摂理』の影響力は完全ではないようで、
円環のカケラを完璧に排除する事までは出来ず、時間が経てばまた記憶と力が戻るのだ。
33: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:33:13.73 ID:xeJGG1ho0
ほむら「ともあれ、私はいつものように対応してあげるだけ」
さやか「…………」
ほむら「──愚かね美樹さやか。記憶が戻る度に私の所へ来るなんて」
34: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:34:25.45 ID:xeJGG1ho0
さやか「魔女が居た頃の世界のあんただって、そりゃぁあたしたちに思う事はいっぱいあったんだろうけど、
でも今のあたしみたいにしてたじゃん! まどか最優先でも見捨てられなくてさ!」
ほむら「……なんの話よ……?」
35: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:35:37.83 ID:xeJGG1ho0
ほむら「……私らしく、同じ言葉をループさせましょう。
なにが言いたいのかわからないわね」
さやか「だからあたしは、そんなあんたを──」
36: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:37:22.80 ID:xeJGG1ho0
ほむら「まあ、『真の』あの子の事を思い出した存在は、
あの子に真実を取り戻させる可能性があるから……」
ほむらは、無表情のままゆっくりとさやかに近付く。
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