過去ログ - ほむら「そしてまた……叛逆の物語」
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31: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:30:56.73 ID:xeJGG1ho0
これまでにも、記憶を取り戻したさやかがほむらの前に現れる事は何度もあった。
初めに二人が極めて深く接近したのは、ほむらがこの次元を作り上げた最初の頃。
すべての記憶を持ったさやかはほむらに近付いたが……
32: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:32:07.27 ID:xeJGG1ho0
しかしこれこそが円環を宿す者の力なのか。
どうやらさやかの『中』まではその『摂理』の影響力は完全ではないようで、
円環のカケラを完璧に排除する事までは出来ず、時間が経てばまた記憶と力が戻るのだ。
33: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:33:13.73 ID:xeJGG1ho0
ほむら「ともあれ、私はいつものように対応してあげるだけ」
さやか「…………」
ほむら「──愚かね美樹さやか。記憶が戻る度に私の所へ来るなんて」
34: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:34:25.45 ID:xeJGG1ho0
さやか「魔女が居た頃の世界のあんただって、そりゃぁあたしたちに思う事はいっぱいあったんだろうけど、
でも今のあたしみたいにしてたじゃん! まどか最優先でも見捨てられなくてさ!」
ほむら「……なんの話よ……?」
35: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:35:37.83 ID:xeJGG1ho0
ほむら「……私らしく、同じ言葉をループさせましょう。
なにが言いたいのかわからないわね」
さやか「だからあたしは、そんなあんたを──」
36: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:37:22.80 ID:xeJGG1ho0
ほむら「まあ、『真の』あの子の事を思い出した存在は、
あの子に真実を取り戻させる可能性があるから……」
ほむらは、無表情のままゆっくりとさやかに近付く。
37: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:38:05.83 ID:xeJGG1ho0
ほむら「…………」
さやかは、もう数秒も経てば目覚めるだろう。
その時にはまた、『円環の理』に関する記憶は失っている。
38: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:39:22.53 ID:xeJGG1ho0
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杏子「…………」
その日の夜、杏子は自分の部屋でマミとメールでやり取りをしていた。
39: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:40:40.40 ID:xeJGG1ho0
杏子『ああ。あんたに二人を監視して貰うのも含めてかなり大胆な行動だったけど、
テレパシーが使えないのは厳しすぎるからな。
問題無く出来て助かったよ』
それに、杏子が返信する。
40: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:41:51.16 ID:xeJGG1ho0
杏子(学校があったり、魔獣退治があったり……
さやかと暮らしている今の状況だと、マミと二人で会ったりってのはなかなか難しいからな。
あいつは一人暮らしだからまだマシだけど)
ほむらに行動を悟られない為になるべく普段通りにしておきたい彼女としては、
41: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:44:03.85 ID:xeJGG1ho0
マミ『あと四日……か。
やっぱり大変ね』
杏子『だが、話の通りあいつは神だの概念だのってほどではないみたいだからな』
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