189:名無しNIPPER[saga]
2016/02/25(木) 22:41:44.50 ID:ZfHVyDZr0
「海未ちゃん……もうそんな事する必要ないんだよ」
彼女は、私の手を取って言う。温かな彼女の両手が、優しく私の手を包み込む。
「だって、これからはいつだって見に来れるんだからさ!」
そう言って、彼女は太陽の様に眩しい笑顔を浮かべた。
海未「……えぇ、そうですね」
辛い日々じゃなかったといえば、嘘になる。何度もくじけそうになった。
でも、彼女がいた。
この笑顔が、すぐ傍にあった。
だから、私は今ここに立てている。
彼女だけじゃない。μ`sの皆だっていた。他にもいっぱい、一人ずつ上げていたら日が暮れてしまう程沢山の人達が。
私は、こんなにも沢山の人に助けてもらったのだ。
「行こう!海未ちゃん!」
私の手を握ったまま、彼女は走り出す。その力強い手に引っ張られない様に、私も並んで走り出す。
海未「穂乃果」
走りながら、私は隣で共に駆ける彼女に言った。
海未「私は、世界一の幸せ者です!」
私の言葉に、彼女は世界一の笑顔を返してくれた。
Fin.
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