33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/14(火) 21:39:46.19 ID:CwrAkipH0
力になれると思った。
でも、実際は何も出来ない自分がいた。
私は震える膝から力を抜いてしまいそうになった。
キーンコーンカーンコーン──
崩れ落ちそうになった私の耳に、澄んだ鐘の音が聞こえてきました。
私はゆっくりと音のした方へと振り返りました。
そこには、他の建物から頭一つ飛び出して立つ、音ノ木坂学院の姿がありました。
(海未ちゃんも……ここから見てたのかな……)
そんな事を考えながら、私は自分が学校から抜け出してきたことを、今更ながら思い出していました。
穂乃果「……戻らないと」
うわごとの様にそう呟いて、私は困った顔を浮かべる駅員さんに謝罪の言葉を述べると、駅を後にしました。
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