過去ログ - 穂乃果「海未ちゃんが……癌?」
1- 20
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/14(火) 22:24:30.65 ID:CwrAkipH0
???「おい、気を付けろ。せっかくの豆腐が台無しになるところだったぞ」

穂乃果「す、すいません……」

私は慌てて頭を下げました。

???「……わかればいい」

何だか偉そうな人だな、と私は思いました。

しかし、そんなことはどうでもいい。

私は再度頭を下げると、その人の顔を見ることもせずに駆け出しました。

???「待て」

穂乃果「え?」

しかし、駆け出した私を、その人は呼び止めました。

???「……いい太陽を持っているな」

穂乃果「……太陽?」

振り返った私は、そこでようやくその人の姿を捉えました。

若い大人の男性で、手には料理に使うスチール製のボールを持っています。

不思議な人だな、と思っていると、その男の人は話を続けます。

男「俺の内なる太陽とは違う、周囲を明るく照らす……そんな力を感じさせる」

穂乃果「……えっと」

男「だが、その太陽も今は真っ暗な雲に覆われている……何かあったのか?」

男の人の言葉に、私は驚きました。

その男性は不思議な事に、出会ったばかりの私の胸の内を見抜いていました。

穂乃果「どうしてそれを……貴方は、一体……」

男「そんなことはどうでもいい。それより、お前の太陽を覆っている物の正体は何だ?」

その男の人は私の瞳を真っ直ぐ見ながら言いました。

普段なら、会って間もない人に自分の胸の内を話したりはしない。

なのに、気付けば私は震える唇を動かして、会って間もない男の人に胸の内を話していました。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
204Res/96.60 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice