6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/13(月) 20:17:34.64 ID:HPxNfgzn0
海未「それでは、穂乃果……行きますね」
そう言って、海未ちゃんは私に背を向けた。
私は、その背に手を伸ばすけど、触れることはできなかった。
穂乃果「必ず……必ず迎えに行くから!」
代わりに、私は声を上げることしか出来なかった。
穂乃果「絶対に、絶対に会いに行くから!」
自分の無力さを知った直後だったけど、私は叫ばずにはいられなかった。
そうでもしないと、今すぐに倒れてしまいそうだったから……。
海未ちゃんはゆっくりと私に振り返る。
その顔には、無理矢理作った笑顔を浮かべて。
海未「それじゃあ……先に乗りますね」
その言葉を最後に、電車の扉が閉まる。
海未ちゃんは私に背を向け、ゆっくりと遠ざかっていきます。
私はその光景を、ただじっと眺めている事しか出来ませんでした。
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