80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/18(土) 00:13:10.13 ID:yCsmDMZH0
穂乃果「海未ちゃんは今、一人で病気と戦おうとしてる。私はそんな海未ちゃんの力になりたい」
矢澤「力になるって……にこ達に何が出来るのよ。癌なんて……にこ達にはどうしようもないじゃない……」
穂乃果「私も最初はそう思ったよ。穂乃果じゃ癌は治せない……穂乃果じゃ海未ちゃんの力になれないって」
希「穂乃果ちゃん……」
穂乃果「でも、気付かせてもらったの。癌を治すだけが、力になることじゃないって」
真姫「癌を治すだけが……」
絵里「力になることじゃない……」
穂乃果「癌なんて、穂乃果達には治せないよ。でも、だからって私達に出来ることってもうないの?もう海未ちゃんの力になることはできないのかな?」
花陽「……」
凛「……」
穂乃果「そんなことない。穂乃果達にだって出来ることはあるはずだよ。たとえどんなに小さなことでも、穂乃果は海未ちゃんの為に何かしたい……皆は?」
私の声に、顔を見合わせる。
困惑気味に見合わせていた顔が、やがて決意に満ちた表情へと変貌する。
希「……穂乃果ちゃんの言うとおりやね」
絵里「えぇ……私達にだって、出来ることはあるわよね」
花陽「どんなに小さな事だって」
凛「やれることがあるなら!」
真姫「やってやろうじゃない!!」
皆が声を上げる。
海未ちゃんの為に、立ち上がってくれる。
ことり「やろう、穂乃果ちゃん……私も、海未ちゃんともう一度話がしたい……このままお別れだなんて、ことり納得できないよ!」
穂乃果「皆……うん、やろう!穂乃果達に出来ることを、全力で!」
私達は全員で顔見合わせて、一度大きく頷きました。
ことり母「話はまとまったかしら」
話が終わったのを見計らったようなタイミングで、理事長が私達の元へとやってきました。
204Res/96.60 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。