過去ログ - ことり「大好き」
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1: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:24:28.90 ID:7U1OeXcio
・百合です。苦手な方はご注意ください

・ことうみのような三角関係のようなそんな話です

・基本的に2年生組メインの話です。1、3年生の出番はほぼないと思ってください。後半真姫ちゃんだけちょっとあるかもってくらいです

・学生時代は作文が大の苦手だった人間の書く文章です。お察しください

こんな感じですが、1人でも多くの人の暇つぶしの助けになれば幸いです

今月中の完結を目指して頑張ります

よろしくお願いします

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/13(月) 22:26:07.57 ID:+iBjU/F6o
期待


3: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:26:46.84 ID:7U1OeXcio
「プロローグ」

鉄の鳥が、長い旅を終えて巣へと舞い降りる

そこから吐き出される人たちが、みんな足早に私の横を通り過ぎていく
以下略



4: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:28:05.98 ID:7U1OeXcio
長い間1度も日本に帰らず、ずっと彼女のことを待たせ続けてしまった

そんな私に愛想をつかせていたとして、私に彼女を責める権利なんてないんだと思う

電話やメールで連絡を取り合ってはいたけれど、そういった話は私からも彼女からもしなかった
以下略



5: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:29:14.79 ID:7U1OeXcio
だけどそんなことを思いながら、それでも私の足取りは軽い

心臓は鼓動を早め、顔は上気し、なんならるんるんとスキップしたくなるくらいに気分は高揚している

もうすぐ彼女に会える
以下略



6: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:30:30.77 ID:7U1OeXcio
大好きな彼女

確かに彼女が私を待ってくれているとは限らない

気が気じゃないってさっき言ったのだって本当のこと
以下略



7: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:31:46.92 ID:7U1OeXcio
「あの、私」

そして、再会する私と彼女

久しぶりに見た彼女は、私の記憶の彼女以上にとても綺麗な女性になっていた
以下略



8: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:32:39.87 ID:7U1OeXcio
彼女への返事は決まっている

彼女の言葉が終わったら、その細い体を力いっぱい抱きしめて、そしてその可愛らしい唇にキスをしよう

それ以上に、今の私の気持ちを彼女に伝える方法を思いつかない
以下略



9: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:34:05.67 ID:7U1OeXcio
これから先、私は彼女と一生を共にする

それは決して簡単なことではないし、きっといろいろな困難がこの先待っている

結婚して、子供を産んで、そして誰かと家族になる、そんな普通の人生は望めない
以下略



10: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:35:41.97 ID:7U1OeXcio
これはハッピーエンドで終わるラブノベルじゃない

私たちは今、そこに向かって歩いていく人生のプロローグにいるに過ぎないんだから

その結末はきっと神様にしかわからない
以下略



11: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:37:22.28 ID:7U1OeXcio
「南と園田」

希「海未ちゃん恋愛経験ないんやろ?」

海未「なんで決め付けるんですか!」
以下略



12: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:38:51.00 ID:7U1OeXcio
花陽「あるの!?」

凛「あるにゃ!?」

にこ「あるの!?」
以下略



13: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:41:10.74 ID:7U1OeXcio
海未ちゃんの言葉に、部室内がシーンと静まり返る

「「「「ええええええ!!!」」」」

そして次の瞬間には、みんなの驚き声の大合唱が巻き起こった
以下略



14: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:42:52.11 ID:7U1OeXcio
穂乃果「海未ちゃん!」

海未「はい!?」

穂乃果「相手は誰!?その人とは今も付き合ってるの!?」
以下略



15: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:44:05.79 ID:7U1OeXcio
穂乃果「もう!驚かせないでよ海未ちゃん!」

にこ「ふ、ふん。どうせそんなことだろうとにこは思ってたけどね」

真姫「にこちゃんあんなに焦ってたじゃない」
以下略



16: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:46:48.70 ID:7U1OeXcio
膝を折ってうなだれる海未ちゃんの頭を撫でながら、私はちょっと考える

海未ちゃんは昔から恋愛の話が苦手で、そういう話題になるとすぐに動揺してしまう

それは今も同じで、そして海未ちゃんは今まで絶対に自分の好きな人なんて教えてはくれなかった
以下略



17: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:48:16.53 ID:7U1OeXcio
穂乃果「いや、やっぱり好きな人がいるってだけでもびっくりだよ!」

海未「もうその話はやめてください……」

μ'sの練習が終わる頃には、オレンジ色の太陽も随分低いところまで降りてきていた
以下略



18: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:49:51.21 ID:7U1OeXcio
だけど、海未ちゃんの好きな人か

正直に言えば、私には心当たりが1人だけ無くもないけれど

うーん、どうだろう
以下略



19: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:50:52.86 ID:7U1OeXcio
穂乃果「海未ちゃん!」

海未「お断りします」

穂乃果ちゃんの呼びかけに間髪を容れずに返す海未ちゃん
以下略



20: ◆xgvLVVJToBeS[saga]
2014/10/13(月) 22:52:07.61 ID:7U1OeXcio
ことり「海未ちゃぁん……」

穂乃果ちゃんに頼まれて、私は得意の技を披露する

目を潤ませて少し泣きそうな表情で、でもとびきり可愛くお願いするの
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/13(月) 22:52:14.88 ID:/rnQ0s3QO
穂乃果がノンケ…
あっ…ふーん


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