過去ログ - 元お嬢様「安価とコンマで大勝負」アフロ「クインテット!」(5スレ目です)
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348: ◆k9ih1s9J/w[saga]
2014/11/10(月) 00:43:10.10 ID:T+g9N/tj0
精神を病んだ子供が、八つ当たりの対象として人形を破壊するのはよくある話だ。

もちろんそれはヒレアも例外ではなく、自宅から邪教の館に持ち込んだぬいぐるみはとっくに残骸に変わり果てている。

しかし、八つ当たりには早い段階で飽きていた。

生き物ではない人形は苦しみもしないし死にもしない。

それは目の前の敵も同じ。霧を当てても効果はなく、直接破壊してもそれなりに平気そうな表情をしている。

オートマタ、それは今のヒレアにとって天敵と言えるのかもしれない。

ソピア「う、うわ、わわわわわ……」

一方ソピアは、数日前に見たピノキオの恐怖を思いだし震えていた。

クリス「ああっ、お姉さんが化け物を見る目でわたしを……! 許せません!」

片手で頭を支えつつ、もう一方の手を操り魔法で吸血鬼を縛りつけるが、すぐに全身を霧にすることで脱出された。

クリス「ああ……役にも立てないわたしはここで完全に壊されて、あるいはお姉さんに嫌われて、お店も潰れちゃうんです……」

クリス「わたし、なんて哀れなんでしょう……! しくしくしく」

ソピア「ひいい……」ガクガク

吸血鬼「キィィ……」←悩むポーズ

アリアン「貴様ら、メンタル弱すぎるだろう!?」

ソピア「はっ」

アリアン「結論から言うと認識反転の呪いはまだかかっていた。だが私が解呪しておいた」

ソピア「あ、ありがとうございます」

アリアン「お膳立ては済んだぞ。後は貴様の交渉次第と言うわけだ。……あの化け物を救いたいのだろう?」

ソピア「はい。でも、ヒレアちゃんは化け物じゃないです」

クリス「わたしには怯えてるのに、あちらは毅然とした態度で救おうとするなんて変じゃないですか……?」

ソピア(悩んでいる暇はない。視線で分かる、ヒレアちゃんはクリスティさんから私たちへターゲットを切り替えた)


1.運命の天使を呼び出す
2.全力で聖教会まで走る
3.クリスティに念話魔法が無いか聞く

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