過去ログ - 元お嬢様「安価とコンマで大勝負」アフロ「クインテット!」(5スレ目です)
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946: ◆k9ih1s9J/w[saga]
2015/05/02(土) 12:04:20.56 ID:3j1B8W6L0
工業生産の要、モスボラ市。

農業に向かない荒地に作られた工業団地が大きくなり、そのまま都市として発展したものである。

王都ティルベルクおよび、石炭の産地である麓町とはフルフィリア鉄道で結ばれており、ドワーフ達の国、コホーテン首長国の国境にも近い事から、鉱物資源の輸入も盛ん。

この町で作られた工業製品は、王都を経由して、商業都市ファナゼや港湾都市ハーバリアから外国へと輸出される。

無骨な作業員たちの作り出す素朴な雰囲気と、外国からもたらされた技術が同居する町並みは灰色で統一されており華が無い。

しかし、夜間でも都市中が電灯の光で照らされており、モスボラ山の山頂から眺める景色の物珍しさ、美しさはこの町の目玉の一つだ。

モスボラ山自体は水力発電所が建てられ、崖下にはゴミ山が広がっているなど、自然環境は極めて悪い。

食は職人や作業員にとって数少ない楽しみであり、屋台通りの味は庶民的ながらレベルが高い。中にはこだわりの強い変わった店もあるとか……。



ソピア達がモスボラ市に到着したのは、ちょうど昼食どきの休憩時間だったようだ。

しばしの暇を楽しむ作業員たちの笑い声が聞こえてくる。

女将「いらっしゃいませぇ! 少々お待ちを!」

ヒレア「ここ、食堂じゃないの?」

ソピア「地図によると宿屋であってるはずなんだけど……」

女将「ごめんなさいね。うち、一階で食堂開いてるからお昼は混んでてね。あんた、どこから?」

ソピア「ウベローゼンからです」

女将「おやまあ、遠かったでしょ。そうそう、依頼達成の報告ね」


↓コンマ一桁×2+5(勇者の知名度分)、名声が上がる


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