過去ログ - 元お嬢様「安価とコンマで大勝負」アフロ「クインテット!」(5スレ目です)
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979: ◆k9ih1s9J/w[saga]
2015/05/06(水) 13:03:11.22 ID:0VjzXN/N0
小さな広場と屋根のついた展望台が整備されているモスボラ山山頂。

一組の男女が展望台の中まで追い詰められていた。

女性「と、止めてよ! お願い!」

男性「こんな無様な死に方は御免だぁ!」

彼らを追いつめているのは一見するとただの樹木に見えるモンスターだ。

くねくねと枝を曲げながら少しずつ彼らに近づいて行く。

ヒレア「そこまでよ!」

急降下したヒレアの爪が枝の数本を斬り飛ばした。

ヒレア「あなたたち、怪我はない?」

男性「あ、新手か!?」

女性「イヤーッ!!」

ヒレア「落ち着いて! 私は叫び声が聞こえたから助けに……」

ヒレア「……あなたたち、どうして踊っているの?」

ヒレア「とにかく、とどめを刺さないとね」チラッ

男性「だ、だめだ! そいつの踊りを見ちゃ……!」

ヒレア(……あ、あれ? なんだか無性に踊りたく……)


ソピア「店主さん、決まりました」

店主「かまないようにごちゅうもんをどうぞ」

ソピア「……ごくり」

ソピア「ヘムプライツェンのラミュヒェル煮を一つ」

店主「ひぇむぷらいてんのらむへりゅにがおひとつ」

ソピア(自分は噛み噛みだ……)

ソピア「それと、アシエレ茶を一つ、お願いします」

店主「ちがう。それ、あ江れ茶。いっかいめだから、とくべつにせ〜ふ」

ソピア(噛んだわけじゃないもん……)

ソピア(ともかく、アンブロシアとはまた違ったメニュー名で何が出てくるか想像がつかない。楽しみ)


ヒレア「でもこのくらい我慢できるわ」

手のひらから放たれた炎が、樹木をあっという間に炭へと変えた。

ヒレアが倒したのは、ファンキートレント。人を踊りに誘い、踊らせたまま切り刻み養分を吸い取るモンスターであった。

女性「あ、ありがとう……」

ヒレア「まだそこにいて。群れが来たみたい」

動かない木々の間から、動く木々がゆっくりと近寄ってくる……


1.魔法で全部燃やす
2.飛び回って爪ギロチン
3.霧で2人を抱えつつ飛んで逃げる




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