22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/21(火) 23:11:56.87 ID:TnCVyAVAO
九日目
昨日手に入れた拳銃の弾は、二発抜いておいた。
銃を持つことで、慢心するのを恐れたからだ。
俺には仲間はいない。うかつなことをすれば、すべて自分に降りかかってくる。だから、トラブルは可能な限り避けなきゃならない。
それに、奴らに喰い殺されるぐらいなら……。自決用にもなる。それなら、一発で事足りるし、生き返って誰かに迷惑もかけないだろう。
ホームセンターあたりの探索を避け、今度はこの街の駅周辺を探索した。
予想はしていたが、やはりゾンビの姿を見かけた。背後に忍び寄って、2体ほど首をはねたあと、離れることにした。
ゾンビは人間がいる限りわいてくるだろうが、当然無限ではない。だから、こちらが怪我をしないと判断するなら、殺しておいた方が良い。
それに今のゾンビは、昔に比べて殺しやすい。元気なヤツは走ってきたりしたが、今は早歩き程度だし、たまにこけるやつもいる。
だが、今日は久しぶりに、そのゾンビよりも危ないヤツを見かけた。
筋肉がやたらと発達したゾンビ。俺はマッスルゾンビと呼んでる。変異ってやつ何だろうが、こいつはパワフルだ。
ここまで生き延びたヤツが知らないとは思わないが、一応俺が死んだ時に誰かが役立てるのも目的だからな。下に特徴を書いとく。
・筋肉が発達して、デカい。高さは2mで、横にもでかい
・木製の扉とかは壁にならない。
・動きは早くはない。変な発達なのかバランス悪くてよくフラフラしてる。
・認識能力はゾンビと多分同じ
・捕まったら、諦めろ
幸い後ろを向いてるところだったので、静かに逃げた。足を切りとばしても良かったが、叫び声で周囲のゾンビを呼ばれても困るからな。
後は今日の戦利品で〆る
・電池パック四個入り
・ふりかけ
・クラッカー一箱
・缶ジュース二本
九日目終わり
明日どうするかな
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