955:名無しNIPPER[saga]
2015/02/06(金) 03:44:17.47 ID:zbQxjiBAO
12月3日
放浪者、覚ちゃん、佐原さん、子供達は研究所へと出かける。
今回、人数の関係と、ガーデニングショップの資材の回収を近日中に行う予定もあり、私は拠点に残った。
いつも通り井門と私で通りの処理を行い、一ノ瀬さんには都市入り口エリアの探索をお願いし、無線も持たせておいた。
処理は順調で、回収作業中に商業区から寄ってくるゾンビに備え、商業区手前のエリアもいくらか処理をしておいた。
ガーデニングショップの通りは文字通りそこだけ示しているので範囲は小さい。だから、このエリア内でめぼしいものはあまりない状態だ。
しいて言うなら鉄パイプなどの資材になりそうなものは、いくらか回収しておき、ガーデニングショップの物資も持ち運び出来るものはいくらか運んでおいてある。
拠点に戻り、蒲谷さんと警備を代わりしばらくすると、一ノ瀬さんが帰ってきた。
食料などの物資を回収してきたが、一つ奇妙な瓶を丁寧に持っていたので、何か尋ねると中身は濃硫酸で、触れたらエラいことになりますよと笑顔で言われる。
どこで見つけたか聞くと、なんでかポンと置いてあったんです。誰か私みたいに知識がある人が、武器にしようとしたのかもしれませんね、とのことで、これならブラインドに対抗できるんじゃないかと思ってと言った。
確かに、強力な酸だから生き物のブラインドも例外なく溶けるはずだろう。そうは回収出来るものではないし、貴重な武器になりそうだ。
山中沙奈記す
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