968:名無しNIPPER[saga]
2015/02/06(金) 21:51:12.08 ID:WvGKwOeL0
12月4日
放浪者が戻り、メンバーと協議するということだったため、全メンバー探索には出ず、帰りを待っていた。そして、放浪者が戻ってきたが、佐原さんと一緒だった。どうも、アリスに追い掛け回されて、怖くなってしまったらしい。まったく、あの人は。
今後の内容はシンプルなものだ。まずガーデニングショップで建材を回収した後は、ブラインドを殲滅し、都市部への本格的な攻略が始まる。
都市の攻略期限は冬が終わるまで、長く見ても2月末ぐらいの想定となり、2か月間それに従事することになるだろう。できるだけ寒い時期にゾンビを処理するのが狙いとなる。
その後は久しぶりの休日というべきか、警備に回る人間を抜かせば、全員思い思いに過ごしていた。
放浪者さんに会いに行くと、どこか思いつめたように考えている様子で、どうしたのかと聞くと、なんだかんだでここまできたんだなと、感慨深そうに話した。
今まで長い時間、二人でやってきた気がする。それでも、記録を見返すと約2か月半ぐらいしか、彼と一緒にいないらしい。なんだか、それは嘘のような気がして、ならない自分がいた。
彼を偶然見つけ、この都市を二人で拠点づくりから始め、仲間が集まるようになり、初期の頃の辛さが嘘のようにすら思える。
でも、油断してはいけない。少しでも隙があれば、ここは簡単にやられてしまうということも、理解してかなければならない。そう、どんなに順調でも冷静であること。それが、放浪者がメンバーに常々言い聞かせていることなのだから。
そう、明日のガーデニングショップの回収以降が、本当に大変な日常が戻ってくる。再度気を引き締め、任務にあたらないといけない。
山中沙奈記す
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