2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/14(火) 02:03:52.26 ID:OXaKd3YYo
上京して、高木社長からFAXで送られてきた事務所への地図を見る。
さっぱりわからないんだけど、東京の人はこれで簡単に辿り着いちゃうのか?
「うう、やっぱり東京は怖いぞ」
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/14(火) 02:04:33.70 ID:OXaKd3YYo
「どうかした?」
「えっ!?」
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/14(火) 02:05:33.05 ID:OXaKd3YYo
どうやら女の子はミキ、というらしい。
付いてくる? と小首を傾げて聞いてきたから、妙にテンパってしまった。
「う、うん! よろしくっ」
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/14(火) 02:06:14.08 ID:OXaKd3YYo
「へえ、じゃあヒビキは沖縄から上京してきたんだね」
「うん。初めての東京だから、慣れないことばっかりなんだ」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/14(火) 02:06:49.46 ID:OXaKd3YYo
「ミキは中学生だったんだなー。ちょっと自信なくしてきたぞ」
「自信って……大丈夫なの! 東京の中学生がみんな大きいわけじゃないし」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/14(火) 02:07:25.46 ID:OXaKd3YYo
東京の街を歩いていると、可愛い女の子はみんなスカウトされるっていうし。
沖縄とあまりに違いすぎて、ちょっと怖いぞ。
電車を降りて改札を通り抜けると、ミキは名残惜しそうに自分の手を握った。
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/14(火) 02:07:58.04 ID:OXaKd3YYo
「うん、また会おう!」
ミキが去っていく。……メールアドレスの交換ぐらいすればよかったな、とか。
人と別れた後にそういうことを思いついてしまうのって、なんだか不思議だ。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/14(火) 02:08:40.86 ID:OXaKd3YYo
「す、すみませーん! これ、落としませんでしたか?」
「えっ? ああ! 自分のハンカチ……ありがとうございます!」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/14(火) 02:09:35.86 ID:OXaKd3YYo
随分と可愛い女の子だなぁ。東京はみんなすごいや……なんて考えてたら、
どうやらこの子はアイドルだったみたいで。
「私、765プロでアイドル候補生をやってるんです! 良かったら、一緒に行きませんか?」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/14(火) 02:10:40.87 ID:OXaKd3YYo
「――だから自分、東京は怖いところだって思ってて」
「あはは、ちょっと大げさかな。でも、近いところはあるかも」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/14(火) 02:11:15.45 ID:OXaKd3YYo
「かなり身構えちゃったぞ、初めての大都会だから」
「じゃあ事務所に入ったら、他の候補生のみんなと遊びに行こうよ!」
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