過去ログ - オッツダルヴァ「問おう。貴様が私のマスターか?」 凛「……」
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303: ◆x7JZyt0a6.[saga]
2014/11/04(火) 12:20:46.76 ID:n7TSqhwgO


フィオナ『一体、何が……』



ステイシスの右腕が、前に突き出されている。

その腕に取りつけられた物体を、フィオナは見覚えがあった。



フィオナ『あれは……』



ステイシスの右腕に取りつけられていたのは、アルゼブラ社製の射突型ブレード≪KIKU≫だった。

恐らくは、リザのアサルトアーマーが発動する直前に、機体同士が接触するのと同時にオッツダルヴァが使用したのだろう。

しかし、武装を全て失ったはずのステイシスが、どこにそんな武器を隠し持っていたのか。

格納武器は幾つか存在するが、少なくともこれほど大型の武器を隠すことなどできないはずである。



フィオナ『……! 応答して下さい!』



ほぼ大破しかけたステイシスが、高度を下げて落下する。

フィオナはホワイト・グリントに促し、ステイシスの回収に向かわせた。



フィオナ『……(とにかく今は、あの機体とリンクスの救出が先です)』



今回の戦闘では、アサルトアーマー発動前にリザを撃破できたため、幸いにもコジマ粒子拡散による被害は防がれた。

疑問は残るものの、今のフィオナには、それだけで十分だった。



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