過去ログ - オッツダルヴァ「問おう。貴様が私のマスターか?」 凛「……」
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◆x7JZyt0a6.
[saga]
2014/11/21(金) 15:36:49.05 ID:onDHaeI9O
――――――――――
[衛宮邸/地下施設]
士郎「――――同調、開始」
頭に浮かぶのは、一振りの剣。
魔力を一発で通し、イメージした物を現物へと変える。
士郎「……またも成功か。今までの自分が信じられないな……」
地下施設で強化手術を施されて以来、俺の強化魔術は一度も失敗することはなくなった。
それどころか、今では投影も難なくこなしている。
魔力を通すのにあれだけ苦戦していたのが、まるで嘘だったかのように思えてしまう。
とは言っても、あくまでイメージできるのは、決まって“剣”のみなのだが……。
士郎「…………」
目をつむり、再びイメージする。
ふと、今度は見たこともないものが頭に浮かんだ。
士郎「なんだ、コレ……剣じゃないよな」
ぼやけて浮かぶのは、何か鋭利な物体だ。
そして、その物体の先端からは、光が伸びている。
それはまるで、どこかのアニメや映画で見たような、ビームやレーザーのような光の剣みたいだった。
士郎「……ダメだ。とても直ぐには投影できないか」
イメージは掴んだ。
後は、この謎の物体を実体に映せるだけの精神力が必要、ということになるだろう。
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