過去ログ - オッツダルヴァ「問おう。貴様が私のマスターか?」 凛「……」
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498: ◆x7JZyt0a6.[saga]
2014/12/12(金) 14:09:56.13 ID:v/+JneXrO

〈Chapter 4〉 -Remember-・


ある男は人間を救いたいと思っていた。
だから、手を差し伸べた。

でもそのたびに、男の前に邪魔者が現れた。
男の作ろうとする世界を、壊してしまう者。

男の名はエミヤ。

またの名を、オッツダルヴァ、マクシミリアン・テルミドール。

とある未来の世界で、いずれ滅びる人類を救うために、企業の支配する世界体制に抗った男。

しかし、その望みは最後まで叶うことなく、あるたった一人の傭兵に全てを砕かれた。

その傭兵は、“首輪付き”あるいは“人類種の天敵”とすら呼ばれた。

その者の前に、多くの同胞が斃され、自らもその命を散らした。

人類を生き延びさせるためには、人の死をも厭わない――。

それが、かつて“正義の味方”に憧れた男の、辿り着いた「答え」だった。

今、理想に憑かれた過去の自分を目の前にした時、彼は何を思うのか。

そして、いずれ訪れる未来の行く果てに何があろうとも、少年は己の理想を貫こうとするのか。

果てなき戦いの世界で、男の命の灯火は、未だ燃え続けていた……。



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