過去ログ - オッツダルヴァ「問おう。貴様が私のマスターか?」 凛「……」
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508: ◆x7JZyt0a6.[saga]
2014/12/19(金) 22:03:18.13 ID:E7mbBi7NO

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ウィン・D『ここまでか……』


火花を上げるレイテルパラッシュのコックピット内で、ウィン・Dは独り呟いていた。


ウィン・D『済まんな、マスター……貴方の言いつけは守れなかった』


爆炎と共に、漏れ出したコジマ粒子の煌めきだけが、跡に残った。

謝罪の言葉だけ残し、彼女はこの世界から去ったのだ。


???『まあ、こんなもんかね。終わってみたら、あっけない』


なんともつまらなそうな声が、辺りに響いた。

黒いネクストが、その場を去ろうと飛び立つ。


???『でも、まだめぼしい奴が残ってたね。彼に期待するとしようか』

J『……“器”は我々の手中にある。機は熟した』

???『いよいよだ。これから、君の望んだ世界が見られると思うよ、言峰綺礼』

J『戦い……私には、それしか満たされるものがない』


かつて、世界を破滅に陥れた兵器は、世界中で活動を開始する。

その原動力となっているのは、今や冬木の荒野に高々とそびえ立つ、巨大な塔――。

聖杯の器を得た彼らは、その肉体を消滅させることで、歪められた願望器の中身を世に解き放ったのだ。


財団『じゃ、始めようか。僕らの戦いを』



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