過去ログ - オッツダルヴァ「問おう。貴様が私のマスターか?」 凛「……」
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534: ◆x7JZyt0a6.[saga]
2015/01/08(木) 14:36:26.91 ID:eu6GtMjJO


士郎「ぐ……あぁッ!!」

凛「衛宮君!! 腕が……!」


何かの衝撃によって吹っ飛ばされた士郎は、そのままなだれ落ちた瓦礫によって左腕を潰されていた。

言葉にできないほどの痛みが、全身に襲いかかる。


士郎「……っ、何が起きた……!?」


苦悶の表情で、士郎は上体を起こして先程まで眺めていた場所を確認する。

そこには、ホワイト・グリントの前に庇うようにして直立する、黒いネクストの姿――。


凛「ア……アーチャー!!」

士郎「あいつ、何を……!!」


全身が焼け焦げ、本当の意味で黒一色に染まった機体が、各所から煙を上げながら膝を落として崩れ落ちる。

両腕を失い、頭部も抉れ、コアや脚部もボロボロの機体は、胴体を地に着けて沈黙した。


テルミドール『……柄にもないことを……やるものではないな』

フィオナ『ど、どうして……』

テルミドール『勘違いするな……貴様の、ためではない…………“私”のためだ』


大破したアンサングのコックピットから、人影が現れる。

男は、全身という全身から血を流し、ゆっくりながらも確かな足取りで士郎と凛へ向かって来た。



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