過去ログ - オッツダルヴァ「問おう。貴様が私のマスターか?」 凛「……」
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544: ◆x7JZyt0a6.[saga]
2015/03/24(火) 16:34:19.81 ID:NodtAlyBO

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フィオナ『ジェネレーター、起動しました。KP出力、70パーセントまで回復……』

士郎「動かし方は大体わかる……あとは感覚か」



ホワイト・グリントの操縦席で、士郎は見慣れないコックピットの内部を見渡す。

見たことも触ったこともない機器ばかりが目につくが、どこをどう操作すればいいのか、士郎は頭で理解できた。

それもそのはず、彼の左腕には、幾度となくネクストを乗りこなしてきた男の記憶と力が遺されており、士郎の肉体にそれが伝達されているのだ。



士郎「……っ」

フィオナ『まだ痛むのですか、士郎……』

士郎「……問題ない。発進、いくぞ」



汗を拭いながら、士郎は思う。

ついさっきまで、自分が座っている操縦席には、自分のために命を賭して戦った人間が、座っていたのだと。



士郎「……レイヴン、俺に力を貸してくれ」



メインモニターが光を灯したのと同時に、士郎は握った操縦桿を一気に押し倒した。



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