過去ログ - 一夏「こんな世界だったから、俺は呼ばれたのかもな」
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443:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/25(土) 00:29:14.58 ID:4JQ8sCe10
束「どうかな?……クラリッサ」

クラリッサ「………それは………何かの御冗談でしょうか」


束「いくら心地の良い御題目を並べていても、結局のところ君の本当の望みは『それ』でしょ?」


束「君はそういう人間の目をしているよ。そして、私はその目をした人物をもう一人知っている」

クラリッサ「……………」

束「ここは私の為だけの部屋。私しか聞いてないし、見てもいない………何も隠す必要なんかないよ?」

クラリッサ「……………」

クラリッサ「………流石はあの千冬の友、全て御見通しだったとは………まさに上の上です」

束「やっぱり『そう』だと思ったよ。そこで………君にはとっておきの負け戦に出てもらう」

束「その結末がどちらに転ぼうと、君にとって『それ』は失うものしかない」

束「だがもし悪い方に転べば、君や君が妹の様に慕っているラウラちゃんや、黒ウサギの隊員達も、誰も彼もが皆殺しにされ、この世界は滅びる」


束「君にはある?多くを守る為に『一つを犠牲にする勇気』が」


束「もしくは………それ以上のものを犠牲にする勇気が」

クラリッサ「私の命一つで成し遂げられる事があるのならば、迷う事はありません」

束「即決即断だね。本当に………それでいいの?」


クラリッサ「………人は泣きながら生まれてくる。これはどうしようもない事だ」

クラリッサ「だが、死ぬ時に泣くか笑うかは本人次第」




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