1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 23:18:19.80 ID:rvPDD/C20
「Pさんは、私が何歳か知っていますか?」
十月になりすっかり秋めいた町中を二人で歩いていた。
レッスン終わりだし、疲れて黙っていたのかもと思っていたけど、俺の隣、頭一つ低い位置から、不意にそんな声が聞こえてきた。
「知ってるさ。十七歳だろ?」
彼女、道明寺歌鈴に、当たり前だろって付け加えてそう微笑んだ。
元気はつらつ… とは少し違うのかもしれないけど、いつもの歌鈴の様子とは違った声色が、何か大事な話でも始めるのかなと、そんな予感をさせた。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/14(火) 23:20:17.54 ID:rvPDD/C20
思えば最近、何処か心ここに在らずといった風で、いつもぼんやりとしていたと思う。
らしくないって少し気掛かりではあったけど、何か悩み事ならきっと歌鈴から話してくれるだろうと、俺はあえて触れないでいた。
52Res/23.69 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。