過去ログ - 千早「戦わなければ生き残れない」
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144: ◆JBJezfK53U[saga sage]
2015/02/26(木) 18:23:32.94 ID:rJ+Wy8VMO

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真と真美と入れ違いで事務所に来た千早はプロデューサーの机を物色していた。
先刻遭遇したもう一人の春香。ミラーワールドの全貌はまだ知らない、いや知っていることの方が少ないかもしれない。
デッキケースを渡してきたプロデューサーなら何か知っているかもしれない。そう考えての捜索だった。

しかし、めぼしいものを発見することはできなかった。
事務所に人がいないことを確認して、千早は社長室に入った。

千早「これは!」

窓ガラスは内側から目張りされ、棚はガラスの引き戸ではなく鉄製の開き戸のものばかり。
自らの身を映すものが何一つない異様な光景。

千早「(まさか……社長も一枚噛んでるの……?)」

ライダーバトルの裏側は自分の予想以上に深いものになりそうな予感を持ちつつ、引き出しを漁る。
見つけたのは765プロに所属する全員の履歴書だった。

千早「秋月……律子……?それに音無小鳥…?うっ」

それは見知らぬ名前だった。しかしどこか懐かしい響きを感じる。
声に出して名前を呼んだ途端、頭痛に襲われ机に手をつく千早。

千早「今は…それより……」

目当てはもちろんプロデューサーのものだ。
あの異常な世界を知っていたのだ、プロデューサーがどんな人物なのか改めて知れば何かわかるかもしれない。
しかしその経歴は至って普通のものだった。
地元であろう高校を卒業し、清明院大学を卒業。学部を見たところどうやら理系のようだ。

プロデューサーのことは結局わからず仕舞いだったが、社長もミラーワールドに関して何か知っている。それを掴んだだけでも収穫だと考え、千早は物色の跡を残さぬように事務所を後にした。

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